コロナ禍で株価が躍進する企業、その3つの特徴とは

新型コロナが世界中に広がり、その影響からSP500は2020年2月19日に史上最高値である3386を付けてから、一気に急落して2020年3月23日には一旦のボトムと見られる2237を付けました。

2月19日から3月23日までの約1カ月ほどの短期間で株価は35%近い下落を記録しました。

その後はFRBが緊急的に300兆円以上にのぼるリーマンショック時を遥かに超える規模の金融緩和を行い、そこから株価は反転しています。

株価は一時的に上昇局面を迎えているのですが、今回はその中でも特に高いパフォーマンスを示してる企業の特徴をまとめてみました。

テック系企業が株式市場を引っ張る

新型コロナの影響により世界規模で貿易などに依存する企業はリスクが大きく、投資家から嫌煙される傾向になっています。

そこで逆にイケイケなのがGAFAMなどに代表されるテック(技術系)株です。

指数で見てもテック系を主力としているナスダック総合指数は3月23日の底値からほぼV字に回復を果たしており、既に年初(12/31)の8972と比較してプラスの8979の位置まで戻ってきました。

もともとテック株はその他の業種の企業に比べて成長性が高く、ボラティリティが激しいか特徴がありますが、コロナ禍においてはネット上で全て完結する企業はリスクが少なく、リモートワークにも適していることから投資家の注目がより集まっています。

中でもクラウド系が特に注目されている

クラウドとはインフラやソフトウェアを購入しなくても、パソコンやスマホがあればネットを介してサービスや商品を好きな時に好きなだけ利用できる運用形態のことを言います。

現在のクラウド系のサービスはおおよそ以下の3種類に分別されています。

具体的には①SaaS(Software of as a Service)と②PaaS(Platform as a Service)そして③HaaS(Hardware as a Service)もしくはIaaS(Infrastructure as a Service)の3種類になります。

SaaSとは

SaaSとはソフトウェアをクラウド上で提供し、すでにGmailなど多くのSaaS系サービスが世界中で提供されています。

SaaS系サービスはそれまでのサービスと比べて提供側は物理サーバーの数を少なくすることができるので、コストがとても安くて済みます。

これはユーザー側にとってもランニングコストやメンテナス費用を抑えることができるのでとても大きなメリットとなります。

さらにユーザー側はソフトウェアをインストールする必要がないため、スピーディーに導入でき、インターネット環境があればどこからでもアクセスできます。

セキュリティ確保やメンテナンスも提供側が行うことから、ユーザーがサービスを運営することへの負担も大幅に減らすことができます。

SaaS系サービスを提供する代表的な企業としてGoogleやMicrosoft、Adobe、Slackなどがあります。

PaaSとは

PaaSはプラットフォームをクラウド上で提供し、アプリケーションの開発環境などを行うプラットフォームが多いです。

メリットとしては導入がスピーディーで、費用が安価で済むことはSaaSと同じですが、新たにPaaSの場合はプラットフォーム上でのサービス開発に集中できることが上げられます。

代表的なサービスとしてはアマゾンが提供するAmazon Web Services(AWS)があります。

さらにはGoogleが提供するGoogle App Engine (Google Cloud Platform)やサイボウズのkintone、マイクロソフトのMicrosoft Power Platformなどがあります。

IaaS(HaaS)とは

IaaS(HaaS)はインフラをクラウド上で提供し、サービスを提供する代表的な企業にはアマゾンやGoogleがあります。

IaaSはインフラサービスというとても広くの意味をカバーしているので、既存のクラウド系サービスの多くを含んでいます。

なのでIaaSの中にSaaSとPaaSの2つがあり、今回は中でもソフトウェアを提供しているSaaSが特に注目されている傾向にある印象です。

サブスクリプションはとても強固

サブスクリプションとは毎月一定の金額をユーザーが課金するビジネスモデルになります。

ユーザーがサービスを解約しない限りは毎月安定した売り上げが期待できることが大きなメリットとなります。

不況下では消費者が消費行動を控える傾向にあるのですが、サブスクリプションであればユーザーが手間をかけて解約手続きをしなければ自動で消費行動が行われ売り上げが立ちます。

特に今回のコロナ禍ような急激な市場環境の変動においてもサブスクリプションを採用している企業の多くはその他の企業と比べてダメージが少ない、もしくは逆に売り上げを伸ばしている状況にあります。

それゆえに投資家の資金は安定して売り上げを上げられるサブスクリプションを採用している企業にどんどん流れている傾向にあります。

6つの注目株

以下は私が特に注目している6つの企業の株です。

いずれもテック系(小型)であり、クラウド系であり、サブスクリプションモデルを採用している企業の株になります。

  • オクタ(OKTA)
  • アトラシアン(TEAM)
  • ズーム(ZM)
  • クラウド・ストライク(CRWD)
  • スラック(WORK)
  • ドキュサイン(DOKU)

まとめ

  • コロナ禍ではテック系企業の株が強い
  • 中でもクラウド系が最強
  • 加えてサブスクリプションであれば鬼に金棒状態
  • テック系小型株のパフォーマンスはさらに高くなっている