お金の生る木への投資とは、長期的に安定して成長し続けることができる原資産(株など)に対して行う投資のことを指します。

短期的に大きな成果を期待することはできませんが、安定した成長を続けていき、10年後にはある程度のリターンが期待できるような原資産を指します。

この記事ではそんな長期に渡って継続的に成長していくことを期待できる株を取り上げて解説していきます。

ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)という金の生る木

製薬会社から新薬などの特許権を買い取り、そのポートフォリオから継続的なロイヤリティ収入を得るというビジネスモデルを行っている企業です。またロイヤリティの買取だけでなく、売りも行っています。

創薬の分野においては潤沢な資本と創薬に対する深い知識と経験を兼ね備える特別な企業になります。

特許のポートフォリオは45前後を維持しており、非常に分散が効いた強固なポートフォリオになっています。

特許一つの期限年数は最大で15年になります。

RPRXの業績

企業の業績の良し悪しを測るのに重要な数字として売上高と営業キャッシュフローと純利益とキャッシュフローマージンの4つがありますが、RPRXの場合は修正キャッシュレシーツ(ACR)とノンGAAP修正キャッシュフロー(ACF)がそれぞれ売上高と純利益に相当します。

下図は2020/08から2021/02までの四半期決算の数字を棒グラフ化したものです。

過去の決算においてACFと営業キャッシュフローとACRとACFマージンの4つの数字が順調に上昇していることが分かります。

特にACFマージンは常に70%以上を維持しており、非常に高い数字になっています。いわゆるキャッシュリッチという状態です。

創薬におけるロイヤリティ収入は安定しており、なおかつ強力なライバルも不在なことから今後も健全で強固な経営状況を維持しつつ、堅実な成長推移を辿っていくことが期待できます。

ちなみに創薬のマーケット自体も毎年平均して7%の成長を達成しており、将来においても有望な市場でビジネスを行っている企業と言えます。

今後のRPRXについて

冒頭で説明しましたが、この銘柄はいわゆるハイパーグロース株のように一年で株価が倍になったり、3~5年という短期でテンバガーを狙うためのハイリスク・ハイリターンな投資対象ではなく、10年くらいの期間をかけて手堅いリターンを狙う株になります。

イメージとしては10年連続で利益ベースで2桁成長を達成して、株価は地味ながらヒタヒタと上げてくるといった感じです。

将来の株価に関して確実なことは言えませんが、今後の10年で気がついたら3~5倍くらいまで上がっているのではないかと思っています。

また手堅い成長に加えて毎年1.5~2%程度の配当も期待できます。

以上のことから短期的には非常に地味だが、長期的な展望においては魅力的な企業だと思います。