37歳の介護福祉士がサイドF.I.R.Eを目指して

最近マスメディアでもF.I.R.Eに関するニュースを目にするようになってきましたね。

日本でもサラリーマンで共働きの夫婦が節約と株式投資を駆使して、2人でF.I.R.Eを目指すというニュースがテレビで取り上げられているのを見ました。

ネットでもF.I.R.Eに関するツイートや記事などを多く目にします。

私も介護福祉士として働く傍らで2019年8月からアメリカ株式に投資を行っているのですが、最近になってやはり何か目標があった方が良いのではと感じていました。

そこで当面の目標としてサイドF.I.R.Eを目指していこうと思い、必要な条件や達成方法を今回の記事に書いてみました。

F.I.R.Eとは?

F.I.R.EとはFinancial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)の頭文字を取った略語で、資産形成により早期リタイアを達成しようとする考え方のことを指します。

日本でもこのような考え方が増えてきた背景には年金の実質的な破綻、長期に渡る労働収入に頼った人生設計への疑問、仕事が人生の全てではないという価値観の変化などが根底にあると思われます。

これは近年になって日本人が資産形成に関してより真剣に考えるようになってきたとも言えます。

F.I.R.Eに必要な資産額とは?

しかし早期に資産形成と言ってもどれくらいの資産が必要なのか。

前提としてF.I.R.Eに必要な金融資産は人によって異なります。

ここで重要となるのは個人の年間支出額であり、その金額の『25倍』の金融資産を確保することがF.I.R.E達成の条件となります。

なぜ年間支出額の25倍なのか?

25倍という数字は投資の世界では常識となっている4%ルールに基づいて算出されています。

長期的な過去データから投資の世界では株式(リスク資産)と債券(安全資産)を組み合わせることで年利4%であればリスクを抑えたうえで長期において堅実なリターンが期待できるとされているからです。

ちなみに年利4%とは元本の1/25の金額です。

元本が6000万円であれば、その4%は240万円になります。

計算上ではこの範囲内の支出額であれば資産を減らすことなく長期に渡って運用し続けることができます。

なのでF.I.R.Eの達成条件が年間支出額の25倍という数字になるわけです。

スタディケース

例として月に15万円の支出をしている人がいたとします。

この人がF.I.R.Eを達成する場合は、

15万円 × 12ヵ月 × 25倍 = 4500万円

4%ルールに基づけば、4500万円の金融資産を確保することがF.I.R.E達成の条件になります。

月の支出額が20万円の場合は、

20万円 × 12ヵ月 × 25倍 = 6000万円

6000万円が必要になります。

注目ポイントして支出額が小さければ、それだけF.I.R.E達成に必要な金融資産も減ります。

仮に月10万円の支出で十分に生活が成り立つという人であれば、3000万円の金融資産で達成できます。

もっと言えば2000万円の金融資産額であっても、それの4%である80万円以内に年間の支出額を抑えられればF.I.R.E達成ということになります。

上記よりF.I.R.E達成条件のクリアを早めるには収入額よりも『支出額をコントロールする』ことが重要だと言えます。

サイドF.I.R.Eとは

サイドF.I.R.Eとは上記のF.I.R.E達成条件の半分の金融資産額を目指すという考え方です。

つまり完全に働かないでも大丈夫な状態(F.I.R.E)とはいかないまでも、支出の半分は金融資産からのリターンで補える状態を目指します。

これにより支出を補うための労働時間を減らすことが可能になります。

F.I.R.Eほではなくとも、それなりに余暇に充てる時間を作ることがきるのです。

それにより長時間労働を避けることができ、精神的な余裕も生まれます。

また一寸先はどうなるか分からない人生において、少額ながらでも働かなくとも得られる安定収入はそれなりに有難いものです。

サイドF.I.R.Eするために必要なこと3つ

  • 支出のコントロール
  • 安定した投資資金の確保
  • 長期で堅実な投資の実践

上記で説明したように、F.I.R.E達成において一番大きなファクターは支出のコントロールになりますが、サイドF.I.R.Eでも同様です。

極端なドケチになれとは言いませんが、日々の支出に優先順位をつけて人生の満足度との兼ね合いにおいて最適化を目指していくことがカギになります。

車や保険など自分の人生において優先順位が高くないものへの支出は極力抑えていく必要があります。

次に重要なのは安定した投資資金の確保になります。

貯金だけでF.I.R.EやサイドF.I.R.Eを達成するのはかなりの時間を要し、インフレリスクにも対応できません。

そこでまずは月の収入をある程度は安定させて、その中から投資資金を捻出していくことが大事になります。

できれば収入の中から投資に充てるお金とそれ以外のお金は自動振り分けするこができればベストだと思います。

最後に長期で堅実な投資の実践についてですが、一体何に投資をすれば良いのか?

先に結論を言ってしまいますが、一番リスクが少なく長期的なコストパフォーマンスにも優れた投資対象として多くの投資家に運用されているのが『S&P500に連動したインデックスへの積立投資』になります。

具体的な投資対象はVTI(バンガード・トータル・ストックマーケット)やVOO(バンガード・S&P500 ETF)になります。

VTIとVOOはどちらもS&P500という米国株式指数に連動したETFになります。

米国株式市場は長期で見ると上昇し続けており、世界で最も安定した成長性とリターンが期待できる市場になります。

S&P500の長期チャート

引用元:市場概説 > S&P 500

VTIとVOOといったETFに投資することにより米国株式市場全体に投資したのと同じ効果を得ることができます。

ちなみに過去のS&P500の年率リターンは平均して7~8%になります。

かの有名で投資の神様と言われるウォーレン・バフェットもS&P500に連動したインデックスへの長期的な積立投資に太鼓判を押しています。

私自身はインデックス投資に加えて個別株への投資も行っていますが、銘柄を選定し管理する時間が無かったり、あまりリスクを取りたくないという人にはVTIやVOOへの積立投資は最適だと思われます。

サイドF.I.R.E達成とその後について

基本的なスタンスとしてサイドF.I.R.Eは一つの通過点であると思っています。

達成後にさらなる資産の成長を期待して完全F.I.R.Eを目指す可能性もありますし、それを超えてさらに資産を増やそうとするかもしれません。

私自身は株式投資に面白みを感じており、この先も長期で続けていく可能性が高いと感じています。

しかしF.I.R.Eよりは近い位置に一旦の目標としてサイドF.I.R.Eを定めるのは悪くはないと思っています。

まとめ

  • F.I.R.Eとは資産形成による早期リタイアのことを言う。
  • F.I.R.Eは年間支出の25倍の金融資産が必要。
  • サイドF.I.R.Eは半分(12.5倍)でOK。
  • サイドF.I.R.E達成は労働時間の減少と精神的な余裕が期待できる。
  • サイドF.I.R.Eするためには、支出のコントロール、安定した投資資金の確保、長期で堅実な投資の実践の3つが必要となる。
  • サイドF.I.R.E達成にはVTIやVOOへの長期積立投資が有効
  • サイドF.I.R.Eは一つの通過点