【米国株式】2021年5月(5/21~5/29)の振り返りと展望

この記事では長期金利の推移や経済指標、チャートなどを基に米国経済と株式の状況を振り返り、そして今後の展望について記載していきたいと思います。

長期金利(米国10年債利回り)の推移

引用元:FRED ecnomic data 【米国10年債利回りの年間チャート】

米国10年債利回りは依然として1.6~17%のレンジの中で推移しており、直近のデータの中では高値圏で推移しています。

1-3月にかけて一気に上昇した長期金利も4月に入ってからは落ち着いていることが伺えます。

引用元:FRED ecnomic data 【米国10年債利回りの長期チャート】

直近のデータの中では高値圏で推移している長期金利も長期的な視点だとまだ歴史的な低水準の中にある状態です。

ここから1981年9月(高値:15.84%)から始まった長期に渡るダウントレンドを脱して上昇に転じていくのかに注目が集まっています。

中古住宅販売件数の結果📉

5月21日に発表された中古住宅販売件数は、予想 607万件に対して結果 585万件 となり予想を下回る数値になりました。

ちなみに前回は601万件でした。

新築住宅販売件数の結果📉

5月25日に発表された新築住宅販売件数は、予想 95.0万件に対して結果 86.3万件 となり予想を下回る数値になりました。

ちなみに前回は91.7万人でした。

実質GDP(前期比年率)の結果📉

5月27日に発表された実質GDP(前期比年率)は、予想 6.5%に対して結果 6.4% となり予想を下回る数値になりました。

ちなみに前回は6.4%でした。

PCEデフレータ(前年比)の結果📈

5月28日に発表されたPCE(個人支出価格指数)デフレータは、予想 3.5%に対して結果3.6 % となり予想を上回る数値になりました。

ちなみに前回は2.3%でした。

PCEコアデフレータ(前年比)の結果📈

※ PCEコアデフレーターとは、PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたもの。

5月28日に発表されたPCEデコアフレーターは、予想 2.9%に対して結果 3.1%となり予想を上回る数値になりました。

ちなみに前回は1.8%でした。

主要3指数(SP500、ナスダック100、ダウ平均)の推移

引用元:TradingView.com

SP500の年間チャートになります。

50日移動平均線に支えられ、底堅く推移していることが伺えます。

一方で上値も史上最高値である4238.04に近づくにつれ重くなってきています。

引用元:TradingView.com

上記はナスダック100の年間チャートになります。

先週までは50日と200日移動平均線間の値動きでしたが、再度50日移動平均線を上抜けしました。

上値も徐々に軽くなっており、史上最高値である14074.2を超えられるかに注目が集まります。

引用元:TradingView.com

上記はダウ平均(DJI)の年間チャートになります。

引き続き50日移動平均線にしっかりと支えられ、底堅く推移していることが伺えます。

SP500、ダウ平均の推移は50日移動平均線を割り込むことなく底堅く推移しており、ナスダック100も50日移動平均線を上抜けてきました。

今後の展望

インフレ指標と言われているPCEデフレーターとPCEコア・デフレーターの結果がともに予想を上回りました。

特にPCEコア・デフレーターは前回の数値である1.8%から3.1%へと大幅に上昇。

また他にも強い経済回復を示唆する指標が出ていることから市場ではテーパリングに対する懸念が出始めてきています。

しかしCPI(消費者物価指数)やPCE(個人支出価格指数)などのインフレに関する経済指標の強含みは一時的なものではないのか。

そしてホントに雇用はコロナ前の水準まで回復するのか。

今年になってFRBが取り組む2つのMandate(任務)である『インフレのコントロール』と『雇用の回復』に注目が集まっています。

まだインフレや雇用に関しても先行きがはっきりとは分からない状況なので、今後も実体経済と経済指標の推移を注意深く観察する必要があります。

ちなみに長期的にみると相場サイクルはまだ金融相場の中にあります。

一時的な下落はあれど、まだ強気継続と判断しています。

米国株式の主要3指数も長期では底堅く推移しています。

上記の理由から資産(株式)のポートフォリオは分散・バランスを重視した形を継続します。