【米国株式】2021年10月(10/15~10/31)の振り返りと展望

この記事では長期金利の推移や経済指標、チャートなどを基に米国経済と株式の状況を振り返り、そして今後の展望について記載していきたいと思います。

指標結果の早見表

日付指標・イベント前回予想結果
2021/10/15小売売上高(前月比)0.7%-0.2%0.7%📈
2021/10/15小売売上高(自動車除くコア)(前月比)1.8%0.5%0.8%📈
2021/10/21フィラデルフィア連銀景況感指数30.725.023.8📉
FOMC(FRB政策金利0.00%-0.25% 0.00%-0.25% 0.00%-0.25%
2021/10/21中古住宅販売件数588.0万件609.0万件629.0万件📈
2021/10/22製造業PMI60.760.559.2📉
2021/10/22サービス業PMI54.955.259.2📈
2021/10/26新築住宅販売件数74.0万件75.6万件80.0万件📈
2021/10/28実質GDP6.7%2.6%2.0%📉
2021/10/29PCEデフレータ(前年比)4.3%4.4%4.4%
2021/10/29PCEコアデフレータ(前年比)3.6%3.7%3.6%📉
①新規失業保険申請件数(前週比)10/2129.3万件29.7万件29.0万件📉
②新規失業保険申請件数(前週比)10/2829.0万件28.8万件28.1万件📉

長期金利(米国10年債利回り)の推移

引用元:FRED ecnomic data 【米国10年債利回りの6カ月間
チャート】

米国10年債利回りはFOMC後に上昇し、一時的に1.7%付近まで到達しました。

その後は鈍化して現在は1.5%台の後半で推移しています。


引用元:FRED ecnomic data 【米国10年債利回りの長期チャート】

長期的な視点においても歴史的な低水準の中にある状態です。

小売売上高(前月比)の結果

10月15日に発表された小売売上高は、予想 -0.2%に対して結果 0.7% となり予想を上回る数値になりました。

ちなみに前回は、0.7%でした。

小売売上高(自動車除くコア)(前月比)の結果

10月15日に発表された小売売上高(自動車除くコア)は、予想 0.5%に対して結果 0.8% となり予想を上回る数値になりました。

ちなみに前回は、1.8%でした。

FOMC (FRB政策金利

9月23日のFOMCではテーパリングの年内開始が示唆されました。

またFRBは、来年の半ばまでにはテーパリングを完了を予定しています。

そこから逆算するとテーパリングの開始時期は次回11月のFOMCが濃厚となっています。

加えてドットプロットの分布から利上げは2023年までには行われる可能性が高いことが示唆されています。

中古住宅販売件数の結果

10月21日に発表された中古住宅販売件数は、予想 609.0万件に対して結果 29.0万件 となり予想を上回る数値となりました。

ちなみに前回は588.0万件でした。

製造業PMIの結果

10月22日に発表された製造業PMIは、予想 60.5 に対して結果 59.2 となり予想を下回る数値になりました。

ちなみに前回は60.7でした。

サービス業PMIの結果

10月22日に発表されたサービス業PMIは、予想 55.2 に対して結果 58.2 となり予想を上回る数値になりました。

ちなみに前回は 54.9 でした。

新築住宅販売件数の結果

10月26日に発表された新築住宅販売件数は、予想 75.6 万件に対して結果 80.0 万件 となり予想を上回る数値になりました。

ちなみに前回は 74.0 万件でした。

実質GDP(前期比年率)の結果

10月28日に発表された実質GDP(前期比年率)は、予想 2.6%に対して結果 2.0% となり予想を下回る数値になりました。

ちなみに前回は6.7%でした。

PCE・デフレータ(前年比)の結果

10月29日に発表されたPCE(個人支出価格指数)デフレータは、予想 4.4%に対して結果 4.4% となり予想と一致する数値になりました。

ちなみに前回は 4.3%でした。

PCE・コア・デフレータ(前年比)の結果(一致)

※ PCE・コア・デフレーターとは、PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたもの。

10月29日に発表されたPCE・コア・デフレーターは、予想 3.7%に対して結果 3.6%となり予想を下回る数値になりました。

ちなみに前回は 3.6%でした。

SP500の推移

【SP500の年間チャート】

引用元:TradingView.com

SP500の年間チャートになります。

史上最高値を更新して新波動入りした状況になります。

今後の展望

インフレ指標と言われているPCEデフレーターは4.4%と予想を0.1%上回りました。

またPCEコア・デフレーターは3.6%となり 予想を0.1%下回りました。

インフレ指標はどちらも依然として高い数値を維持していおり、足元でのサービス価格の高騰と賃金上昇圧力は継続しています。

その中でも新規失業保険申請件数は順調に減っており、失業率改善の兆しが見えます。

さらには天然ガスや原油などのエネルギー価格が高値圏で推移しています。

現在、石油と天然ガスはどちらも供給量が絞られており、特に石油はSDGsなどの影響もあり積極的な投資ができない状況にあります。

しかし経済再開による足元の需要はどんどん高まっています。

産油国であるサウジアラビアとアメリカ次第ではありますが、今後もエネルギー価格のインフレは継続していく可能性が高いと予想します。

また現在行わているCOP26も今後のエネルギー需給に大きな影響を与えそうです。

よって、エネルギーセクターの銘柄を増やしたポートフォリオを構築します。

また長期金利の上昇は鈍化しており、当初の予想よりも低位で推移しています。

それもあり米国株式の主要3指数(SP500、ナスダック、ダウ平均)も高値を更新し順調に上昇しています。

長期金利と企業業績ともに株価に追い風の状況です。

上記の理由から資産(株式)のポートフォリオはキャッシュポジションを縮小し、VTIとグロース株をホールドしつつもエネルギーセクターの銘柄を増やした形に変更します。