【米国株式】2021年11月前半(11/1~11/15)の振り返りと展望

この記事では長期金利の推移や経済指標、チャートなどを基に米国経済と株式の状況を月の前後半で振り返り、今後の展望について記載していきたいと思います。

指標結果の早見表

日付指標・イベント前回予想結果
2021/11/01製造業PMI59.259.258.4📉
ISM製造業景気指数61.160.560.8📈
2021/11/03ISM非製造業景気指数61.962.066.7📈
サービス業PMI58.258.258.7📈
2021/11/03ADP雇用者数56.8万人40.0万人57.1万人📈
2021/11/04 貿易収支-733.0億ドル -802.0億ドル -809.0億ドル 📉
2021/11/05非農業部門雇用者数(NFP)19.4万人45.0万人53.1万人📈
失業率4.8%4.7%4.6%📉
2021/11/10CPI(消費者物価指数)5.4%5.9%6.2%📈
コア・CPI(食品・エネルギー除く)4.0%4.3%4.6%📈
2021/11/13ミシガン大学消費者信頼感指数71.772.566.8📉
①新規失業保険申請件数(前週比)11/428.1万人27.5万人26.9万人📉
②新規失業保険申請件数(前週比)11/1026.9万人 26.0万人 26.7万人 📉

長期金利(米国10年債利回り)の推移📉

引用元:FRED ecnomic data 【米国10年債利回りの4ヵ月間チャート】

下落していた長期気金利ですが一時的に1.6%を超えるところまで上昇しました。

引用元:FRED ecnomic data 【米国10年債利回りの長期チャート】

長期的な視点だとまだ歴史的な低水準の中にある状態です。

雇用統計【NFP(non-farm payroll employment)の結果 📈

2021年11月5日に発表された10月の非農業部門における新規雇用者数(雇用統計)は予想45.0万人に対して、結果53.1万人となり大きく予想を上回りました。

ちなみに前回は19.4万人でした。

失業率(unemployment rate)の結果

11月5日に発表された10月の失業率は予想4.7%に対して、結果は4.6%となり予想よりも改善した数字となりました。

前回は4.8%でした。(パンデミック前は3.5%)

項目別失業率の表

項目(年齢・人種・性別)失業率 %(今回)失業率 %(前回)
10代11.911.5
白人4.04.2
ヒスパニック5.96.3
黒人7.97.9
アジア4.24.2
成人男性4.34.7
成人女性4.44.2

CPI(消費者物価指数)の結果📈

11月10日に10月のCPI(Consumer Price Index)が発表されました。

予想 5.9% に対して結果6.2 % となり予想を大きく上回りました。

前回は 5.4% でした。

引用元:U.S.BUREAU OF LABOR STATISTICS
項目今回回前回
All item6.2%5.4%
Food5.3%3.4%
Energy30.0%23.8%
All item less food & energy4.6%4.3%

Foodセクターとエネルギーセクターの数値が前回よりも大きく上昇しました。

これにより全体のCPIも大きく上昇する結果となりました。

コア・CPI(食品・エネルギーを除く)の結果

同日に発表されたコア・CPI(食品・エネルギーを除く)の数値は、

予想 4.3% に対して結果 4.6% となり予想を上回りました。

前回は 4.0% でした。

ISM製造業景気指数の結果

11月1日に発表されたISM製造業景気指数は、予想 60.5 に対して結果 60.8 となりました。

ちなみに前回は61.1 でした。

ISM『非』製造業景気指数の結果

11月3日に発表されたISM非製造業景気指数は、予想 62.0 に対して結果 66.7 となりました。

ちなみに前回は 59.2 でした。

製造業PMIの結果の結果

11月1日に発表された製造業PMIは、予想 59.2 に対して結果 58.4 となりました。

ちなみに前回は59.2 でした。

サービス業PMIの結果

11月3日に発表されたサービス業PMIは、予想 58.2 に対して結果 58.7 となり予想をやや上回る数値になりました。

ちなみに前回は 58.2 でした。

ミシガン大学消費者信頼感指数の結果

11月12日に発表された ミシガン大学消費者信頼感指数 は予想 72.5 に対して結果 66.8 となり予想を大きく下回りました。

前回は 71.7 でした。

SP500の推移

引用元:TradingView.com

SP500の年間チャートになります。

先週はCPI発表後に下落したもののしっかりと下支えされている状況です。

ただし高値付近にいることから今週あたりはもみ合いが続くかもしれません。

今後の展望

CPIが予想よりも高い数値を示したことにより、インフレへの警戒感が高まっている状況です。

下落していた長期金利も反発するかたちとなっており、これからまた上昇に転じる可能性もあります。

インフレの行方が気になるところですが、ここからさらにインフレ圧力が高まるのかは不鮮明です。

基本的に1月までは強気相場であると予測します。

ここは無暗に動かずポートフォリオのバランスを保っておくことが重要だと考えます。